寒さ対策~多肉たちは寒さに弱い~
1月も後半になりますが、厳しい寒さが続く今日この頃ですね。都旬子の管理人です。管理人の住む都心も朝晩の寒さが身に沁みますが、多肉植物たちにとっても過酷な環境です。12月の後半にやってきた寒波のせいで、数株の多肉が寒さにやられて、葉がジュレるなどのダメージを負いました。それも都心に雪が降った寒波の数日前にです…
ファング(カランコエ属)、ロッティ、オーロラブルー(余談ですが、ロッティとオーロラブルーは同一品種かも??)、黄麗等一部のセダム属、これらは2,3℃位の低温ですぐにジュレてしまい、即室内に退避させました。
寒さにやられた子たちが↓
セダムたちは、ジュレてしまい、カランコエは急激に茶色くなり葉がいくつも枯れてしまいました。
皆さんも寒さ対策に悩まされているかと思います。
…ということで、参考になるかわかりませんが、我が家の多肉たちの寒さ対策を紹介したいと思います。
多肉たちの適温は?
寒さ対策を語る前に、多肉植物が生息できる適温はどれくらいかまとめてみました。
生育タイプ | 種属 | 適温 | 備考 |
夏型種 | アデニウム属、アロエ属 、カランコエ属 、パキポディウム属、ユーフォルビア属等 | 20~30℃ | 一番寒さに弱い品種。冬は屋内退避&完全断水 |
春秋型種 | エケベリア属、セダム属、グラプトペタルム属、センペルビウム属、ハオルチア属等 | 10~25℃ | 0℃ぐらいならなんとか、ギリギリ大丈夫かな⁉ |
冬型種 | アエオニウム属、リトープス属、コノフィツム属、セネシオ属等 | 5~20℃ | 冬型といっても、極端に寒さに強いわけではない! |
一般的な生育タイプ別で分けてみました。適温に限らずこれより低い温度でも耐えられないことはないようであったり、同属でも品種によって耐性が異なるし、結局はいつも一株一株観察しながら多肉たちの反応を見ています。
それでは、我が家の寒さ対策を紹介していきます。
家の中への退避
家の中へ退避させる…まずは、これが多肉たちの寒さ対策として一番現実的な方策でしょうね。外の寒さにさらすのは、非常に危険なのでやはり暖かく凍る心配もない住宅内への避難させることは、多肉たちにとってとても安心ですね。
我が家では、夏型種と冬型種を優先的に避難させています。アエオニウムなどの冬型種は、冬型というわりには、極端な寒さにはそれほど強くないそうです。ここ最近の夜間は確実に5度を下回るので、屋内に避難させています。
また、上の方でジュレ被害を説明した一部のセダムも同様に屋内避難しています。同じ属でも、品種が違うと耐寒性、耐暑性に差があるので、あとは経験で判断するしかないですね。
退避させた多肉たちに対する注意すべき点は、日光不足かなと思います。この時期の夏型種は休眠時期になるため、屋内退避していても日光不足による徒長はしにくいかもしれません。しかし、冬型種は生育期なので屋内に置きっぱなしは、良くないかなと思い、天気の良い昼間は極力屋外に出して日光に当ててあげています。
多肉棚の防寒
家の中に避難させるにもスペースに限界があります。そうなると、屋外に置いている多肉棚の防寒を考えなければなりません。
我が家の防寒方法は、梱包時の緩衝材として使われているプチプチシートと不織布シートを棚のカバーに使用しています。
↓こんな感じです。
多肉棚は屋根なしの棚なので、多肉が不織布等と接触するのを防ぐために、まず園芸用の支柱を使用して骨組みをしています(左、中)。
その上でプチプチシート(梱包時の緩衝材として使われているシート。ネットショップで購入しましたが、ホームセンターにも売ってますね。)と不織布シート(2枚重ね。100均で購入)で多肉棚全体を覆っています(右)。
最初は不織布のみで覆っていましたが、多肉棚の空間をより密閉できると考えプチプチシートも使用するようにしました。
今のところ多肉たちは無事なので効果はあるのかな…と思っています。
それにしても、夕方にカバーし、風と日光を当てるために朝方にカバーを外すの繰り返しの作業は、結構時間を要すため大変。仕事がある日はカバーの付け外しをする時間なんてないので、一日中カバーかけたまま放置になっています( ;∀;)
今後多肉棚をDIYしてから、遮光カーテンや不織布をカーテンみたいな感じで簡単に開け閉めできるようにしたいなぁと考えております。
ここまでご覧いただきありがとうございました。それではまた…